アーキテクチャ

Chaliceとは?サーバー不要のプラットフォームを簡単に紹介


Chaliceとは、AWSが提供するpython製のOSSで、サーバーレスでアプリケーションを作成できるフレームワークのことである。
2017/7/31にリリースされ、GitHub上のaws.orgにソースが公開されている。
また、OSSを開発、配布している団体であるApacheが開発を行う、Apache license 2.0である。

一般に、アプリケーションを構築するときはサーバーを構築し、その中でアプリケーションを作成するが、Chaliceではこのサーバーの構築が不要で、そのままアプリケーションをデプロイ、使用が可能となっています。
そのため、サーバーを構築するための手間やサーバー維持費などが節約でき、手軽にアプリケーションの作成が可能になっています。

Chaliceはソースを一見しただけで、その機能がなんの機能かを把握できるように、シンプルなAPIを構築できる。
そのため、API初心者の方でもすぐにAPI開発に参入できるようなフレームワークとなっている。

Chaliceでアプリケーションを作成する際、そのソースコードを解析して、必要なIAMポリシーを自動で作成してくれる。
そのため、重要であるが、面倒臭い権限周りの作業が不要なる。
IAMポリシーとは、「誰が」「どのリソースに対して」「どんな操作を」「許可する(許可しない)」、といったことを定義する機能です。

Chaliceでデプロイするときのコマンドは「chalice deploy」と打つだけでデプロイされる。
デプロイ完了する時間も数十秒と(一般的にデプロイは数十分掛るのが多い)かなり早い。
さらに、デプロイ完了したら直ぐにでもその作成したアプリケーションを使用することができる。

Chaliceは、お手軽に、簡単に、わかりやすくアプリケーションを作成できるという点が非常に強みとなっている。
サーバー構築が不要という点で、個人がアプリケーションを作成するなどの場面で有効に利用できると思います。
バックにはAWSが付いているため、AWSの便利機能や、バックアップも豊潤にあるため、拡張性の高いプラットフォームになっています。